理論的に説明することももちろん大切ですが、競技につながるトレーニングや、そもそも競技の技術指導をする際に大事にしていることが2つあります。
1つは、選手のイメージや考えを否定しないことです。
これはものすごく大切なことだと感じていて、小学生でもプロ野球選手でも前向きなイメージや感覚・考え方は否定しないようにしています。
自分が現役をしていた頃もそうでしたが、自分の感覚を否定されるのは誰でも気持ち良くはないですよね。
しかし自称「専門職」になると、
・それは違う。
・そのやり方は間違えでこのやり方が正しい
などと選手のマウントを取り始める人も実際にいます。
私は、本当に間違えていることは指摘しますが、感覚的な部分は絶対に否定しないように気をつけながら、もっといえば自分と違う感覚を持っている選手には尊敬の目で質問して、選手の意見も聞くように心がけています。
2つめは、頭でっかちにならないことです。
理論で固めて、関節の使い方が〜・軌道が〜など、理論を中心に話す方も多くいますが、
理論ばっかりで説明されても理論通りに進まないことの方が多いです。
理論として知識が必要なのは、指導者・コーチ・トレーナーであって選手ではありません。
そこを勘違いしているトレーナーも多いので注意している部分です。
食事においても、最低限は知っておかないといけませんが、アスリートに対して
栄養素の話を細かくする栄養士もいますが、彼らは管理栄養士を目指すわけではありませんので伝える優先順位は気をつけないといけません。
私が気をつけているのこの2点です。
アスリートを成長させるために指導しますが、それは私の立場が上でもなく下で、下でもなく、選手の目線で話をしたほうが良いと考えているからです。
チームの輪に入り、同じ目標に向かう立場なので、お互いに信頼しあえる関係がベストですよね。
そのために、最新の情報・最適な指導ができるように自己研鑽の義務が生じますが、その繰り返しが選手の成長に繋がってくれると信じて、今日も勉強にトレーニングに、指導まで全力で行っていきます。
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